Yuko Nogami Blog

Instagram

北海道ウェディング

2018/10/09 オートクチュールデザイン ウェディング WORK

 



北海道洞爺湖にいます。



3泊4日のディスティネーションウェディングが無事におひらきとなりました。



10ヶ月前から企画、そして準備の日々。



何度もこの洞爺湖に訪れました。



今回はマレーシアの財閥の方からのリクエスト。



あなたたちは、どこまで何ができる?



そんなクエッションとともに、日本のウェディングの進め方は、無意味だ。くらいの交渉力と企画の構成力クオリティを非常に高く要求されるこのBIGPJは、何十回と提案、そしてスカイプミーティングをしたかわからないほど。



前日の台風直撃。という最悪なニュース。



クライアントもナーバスとストレスフル、私たちもPLAN.B PLAN.Cを導き出すのにいっぱいいっぱいで。



ガーデンにテントで、まるで海外で行うようなウェディングを日本の紅葉の中で実現させる。



日本の素晴らしい四季を感じるAutum wedding。



そんな提案からスタートしたものだから、現状と天候とクライアントが思う希望に、どこまで我々は応えられるのか。などなど、苦戦することもかなり多かったこの五日間。。。。



 



今回のウェディングは、200名のマレーシアからのゲストを迎えて以下のようスケジュール。



1日目は、ゲストをお迎えしてWELCOME DINNERをウィンザーホテルで。



2日目は、セレモニー&レセプションディナー、そしてアフターパーティーを。



3日目は、アクティビティと最後のTHANKS DINNERでエンディングの感動を。



それぞれ日毎にテーマを用いて、そのテーマに合わせてゲストの楽しみ方、デザインの見せ方、そして食事の楽しみ方を変えていきます。



今回プロジェクトを組んでくれたフラワーデザイナー、003のNAMIKOも35Mのテントに大きな大きなオブジェのようなしつらえを深夜まで作業してくれ、





 





豪雨に見舞われながらも、明日の晴れを祈って作業作業作業。突然のトラブルにも負けず、何度もやり直し、最後まで諦めず。





感動にも変わるほどの15Mにも及ぶオブジェが完成したのは、午前1時。



そして、夜中の台風の影響は翌朝からのスタッフの準備を苦しめる泥だらけ、ぬかるみができるほどの荒れ果てた芝生。



朝一ベニアを買い回る平尾運送、本社スタッフ。







それなのに…



 



 



挙式寸前。



真っ白の霧に包まれて洞爺湖なんて全く見えなかった空に奇跡が起こりました。



突然真っ白な霧が夢のような光景に変わったのです。一瞬、カーテンを開けたの??と演出かと思うほどの快晴!真っ青な空に全てクリアに見下ろせる湖。息を飲むほど美しく感動的でゲストからの歓声が上がるほど。



天が味方してくれたのか、晴れたのです。



急遽テントを捨て、少し離れた芝生に会場を移動させる決断をします。





サービススタッフも、配膳会スタッフも、フラワーのスタッフも何も言わずにPLAN.Cに転換作業を走りながら進めます。



料理部隊は、青空キッチンを増設させ必至に決められた時間内で一品一品完成させていきます。



沢山のイレギュラー、トラブルに見舞われながらも。









リスク。



リスクを回避していたら、この絵は見られなかったかもしれない。



私のジャッジについてきてくれる仲間がいなければ、この絵を創り上げることは出来なかったかもしれない。



日本で1番のウェディングチームになる、と夢を持っていなかったらこのような挑戦をしていなかったかもしれない。



年齢で諦めていたら、今も現場を仕切っていないかもしれない。



 



リスクヘッジばかりしていないで挑戦すべきだ。と今回も仕事を通じて教わった気がします。



 









今回のプロジェクトは、チームの加藤さつきと一緒に担当。何度も何度も助けられて彼女の存在の大きさを痛感。



新卒で負けず歯を食いしばりトランスレーターに努めてくれた薮下恵子。何度叱られても根性でついてきてくらた彼女には、今後に期待が膨らみました。



突然のトラブルに東京から駆けつけてくれ、いつも力を貸してくれるPRの佐伯有理。感謝しかありません!



 



 



物事に永遠はありません。



この仲間で、こうして挑戦する機会はあと、何回あるのだろう?私はいつもそう思います。



ずっと。なんて無いのだから、全力で全て踏み出さなければ。



 



この全てのメンバーでプロジェクトに挑み、完成させられた事に誇りをもち、仲間がいること。を幸せに思いながら帰路につきます!

PROFILE

野上 ゆう子(Nogami Yuko)

Wedding Designer
Dress Producer/Buyer

2004年 株式会社テイクアンドギヴ・ニーズに入社。500名以上在籍するウェディングプランナーの中から、これまで10名にしか与えられていない“ファーストウェディングプランナー”という称号を受けたT&Gを代表するウェディングプランナー。


2011年には、会場も含め、ゼロからプランニングするプロデュースチーム「Haute couture Design(オートクチュールデザイン)」の発足メンバーとして抜擢される。 既成概念にとらわれず、唯一無二のスペシャルな空間を提供する、妥協のないウェディングをプロデュースし続け、今では国内外の著名人からも多数ご指名を頂く。

俳優:石田純一様・プロゴルファー:東尾理子様、女優・モデル:田丸麻紀様、ロックバンドKISSのボーカル&ベース:ジーン・シモンズ様、女優:安田美沙子様、タレント:ぺこ&りゅうちぇる様など、数多くの著名人ウェディングも担当した。

また、2014年10月、T&G初となるドレスショップ「MIRROR MIRROR」のクリエイティブプロデューサー兼バイヤーに就任。店舗内装、インポートブランドの買い付け、オリジナルブランドのデザインなどを一手に担う。そのデザイン性の高さは数多くの花嫁様からご支持をいただき、現在では表参道・丸の内・横浜みなとみらいの3店舗を構える。

仕事内容は前述以外にも多岐にわたり、女性誌やテレビ取材、学生への講演など多方面でも活躍。2018年9月にはフジテレビ系列『セブンルール』に出演した。
read more

INSTAGRAM

Instagram